林先生(大学院生)の論文が、Journal of Gastroenterologyに掲載されました
林優希先生(大学院生)のCOVID-19の消化器症状について解析したシステマティックレビューの論文が、Journal of Gastroenterologyにアクセプトされました。重症COVID-19では有意に腹痛の頻度が多いものの、嘔気・嘔吐・下痢などの消化器症状に差が無いこと、COVID-19は他のウィルス性呼吸器感染症と比較して、腹痛を伴う下痢の頻度が低い可能性について述べられています。日本においてCOVID-19の 消化器症状に関するmeta解析は初めてであり、大変貴重な論文です。林先生、おめでとうございます!
COVID-19に科学的に対峙し不安を感じる患者さんの気持ちに寄り添った診療をすること、正確な情報を整理し患者さんにお届けすること、そして診療や研究から得られた知見を発表していくことが、我々の責務と考えております。当講座は今後も日頃の診療、研究の成果を発信してまいります!
The characteristics of gastrointestinal symptoms for in patients with severe COVID-19: A systematic review and meta-analysis
Yuki Hayashi, Kohei Wagatsuma, Masanori Nojima, Tsukasa Yamakawa, Tadashi Ichimiya, Yoshihiro Yokoyama, Tomoe Kazama, Daisuke Hirayama, Hiroshi Nakase.
Journal of Gastroenterology. 2021 Mar 23;1-12. doi: 10.1007/s00535-021-01778-z.
PMID: 33759041 PMCID: PMC7987120 DOI: 10.1007/s00535-021-01778-z