仲瀬教授が関わっている多施設共同研究が、Journal of Gastroenterologyに掲載されました
仲瀬教授が関わっている多施設共同研究が、Journal of Gastroenterologyに掲載されました。本研究は、杏林大学消化器内科を中心に、国立成育医療研究センター、順天堂大学小児科、埼玉県立小児医療センター 消化器・肝臓科、当講座の計5施設で、小児を含めたIBD患者495症例を対象にEBV抗体価を測定し、年齢別のEBV既感染率やIBD治療薬(とくにチオプリン製剤や生物学的製剤)の使用状況を検討しております。 その結果、20歳代でもEBV未感染患者が約30%であり、チオプリン使用患者の約28%はEBV未感染者であることが明らかになりました。IBD患者における小児から成人まで年齢階層別にEBV感染状況とチオプリン製剤内服状況を検討した報告です。
Multicenter, cross-sectional, observational study on Epstein-Barr viral infection status and thiopurine use by age group in patients with inflammatory bowel disease in Japan (EBISU study)
Miki Miura, Hirotaka Shimizu, Daisuke Saito, Jun Miyoshi, Minoru Matsuura, Takahiro Kudo, Daisuke Hirayama, Masashi Yoshida, Katsuhiro Arai, Itaru Iwama, Hiroshi Nakase, Toshiaki Shimizu, Tadakazu Hisamatsu
J Gastroenterol. 2021 Sep 30. doi: 10.1007/s00535-021-01832-w.
PMID: 34591171 DOI: 10.1007/s00535-021-01832-w