論文掲載

仲瀬教授が共著者をつとめた論文が 、The Lancet Gastroenterology & Hepatologyに掲載されました

仲瀬裕志教授が共著者をつとめた論文が、 The Lancet Gastroenterology & Hepatologyに掲載されました。ウパダシチニブはJAK阻害薬の一つであり、中等度から重度の活動性潰瘍性大腸炎の治療薬として承認されています。3つの第III相試験(U-ACHIEVE寛解導入療法試験、U-ACCOMPLISH試験およびU-ACHIEVE維持療法試験)の結果から、中等度から重度の活動性潰瘍性大腸炎の患者に対する、ウパダシチニブ45㎎による8週間の導入療法の有効性が認められています。本論文では、ウパダシチニブの長期的な効果と安全性が示されました。これらの試験において導入治療をうけた患者981名のうち、臨床的に有効であった681名がウパダシチニブ15㎎または30㎎による52週間の維持療法を受け、主要評価項目である臨床的寛解率の他、内視鏡的改善率、組織学的改善率などすべての副次評価項目においても高い有効性が認められました。また、安全性も許容されるものでした。この結果から、ウパダシチニブは中等度から重度の活動性潰瘍性大腸炎患者の治療選択肢になるものと考えられます。

Efficacy and safety of upadacitinib maintenance therapy for moderately to severely active ulcerative colitis in patients responding to 8 week induction therapy (U-ACHIEVE Maintenance): overall results from the randomised, placebo-controlled, double-blind, phase 3 maintenance study

Séverine Vermeire, Silvio Danese, Wen Zhou, Dapo Ilo, Justin Klaff, Gweneth Levy, Xuan Yao, Su Chen, Yuri Sanchez Gonzalez, Xavier Hébuterne, James O Lindsay, Peter D R Higgins, Qian Cao, Hiroshi Nakase, Jean-Frédéric Colombel, Edward V Loftus Jr, Remo Panaccione

Lancet. 2022 Jun 4;399(10341):2113-2128.

PMID: 35644166 DOI: 10.1016/S0140-6736(22)00581-5

札幌医科大学ホームページ

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WEB掲載情報

2023.10.04仲瀬裕志教授

UHB 「松本裕子の病を知る」 ”炎症性腸疾患”を知る〜どこにいても同じ治療を!遠隔医療の今②

掲載サイト:UHB You Tube

2023.08.04消化器内科学講座

地域の患者に安心感を!遠隔医療連携診療

掲載サイト:自治体DX白書

2023.06.30仲瀬裕志教授

便秘が原因で腹痛・下痢 ~虚血性大腸炎〜

掲載サイト:時事メディカル

2022.11.15仲瀬裕志教授

炎症性腸疾患(IBD)の方の妊娠、出産、産後で気をつけることとは?

掲載サイト:おいしい健康