第95回 消化器内視鏡学会総会に参加しました

第95回消化器内視鏡学会総会(会期;2018年5月10日~12日)で、
柾木先生が演題発表されました。

SpyGlassDSという新しいデバイスについて、
その有用性や適応が活発に議論されたそうです。

今後もどんどん新しい知見を発信いたします!

演題名:胆道病変の診断能におけるSpyGlassDSの有用性
近年、胆道病変の診断・治療目的にデジタル型経口胆道鏡SpyGlassDSが使用され、その有用性が報告されておりますが、今回は胆道病変の精査目的に同デバイスを使用した症例に対してその診断能の検討を行いました。まず、当院で胆道精査目的にSpyGlassDSを施行した34症例における、観察成功率は97.5%(119/122)、鏡視下生検の適正検体採取率は88.5%(69/78)といずれも高い成績でした。次に、切除標本による水平進展度を十分に評価可能であった肝外・肝内胆管癌18症例において、肉眼所見と切除標本の比較では、正診率86.8%(79/91)で、うち炎症性変化を癌と判断したことによる偽陰性が多くみられたのに対して、生検結果と切除標本の比較では正診率90.0%(45/50)と上昇がみられ、偽陽性率も11%から6%へと低下がみられました。目的部位への到達率は高く、特に二次分枝までの詳細な評価が可能であることは、手術適応や術式を選択する上で有用であると考えられました。進展度診断も良好であった一方で、胆道鏡のみでは正診困難な進展様式も存在し、他モダリティも組み合わせて総合的に診断することが肝要であると考えられました。