論文掲載

仲瀬教授が共著者をつとめた論文が、Inflammatory Bowel Diseasesに掲載されました

仲瀬教授が共著者をつとめた論文が、Inflammatory Bowel Diseasesに掲載されました。クローン病(CD)では腸管の狭窄を来たすことがよく知られております。家族性地中海熱の責任遺伝子としてMEFV遺伝子が同定されていますが、MEFV遺伝子の一塩基多型 (SNP)がクローン病などの炎症性腸疾患に与える影響は不明です。今回の研究では、MEFV遺伝子の一塩基多型、特にE148Qを有するCD患者では、E148Qを持たない患者に比べて狭窄の発生率が高いことが分かりました。また、E148Q を有する CD 患者では、単球におけるカスパーゼ-1 活性の亢進によってインターロイキン(IL)-1βが産生され、筋線維芽細胞における IL-17A と協力して線維化関連遺伝子の遺伝子発現が促進されることが分かりました。したがって、E148Q は CD 患者の線維狭窄表現型に関連する疾患修飾遺伝子である可能性があります。

Single Nucleotide Polymorphisms of the MEFV Gene E148Q Are Highly Associated With Disease Phenotype in Crohn’s Disease

Satoshi Yamada, Yusuke Honzawa, Shuji Yamamoto, Minoru Matsuura, Hiroki Kitamoto, Makoto Okabe, Nobuyuki Kakiuchi, Takahiko Toyonaga, Taku Kobayashi, Toshifumi Hibi, Hiroshi Seno, Hiroshi Nakase

Inflamm Bowel Dis. 2023 Nov 10:izad259.  doi: 10.1093/ibd/izad259.

PMID: 37951297 DOI: 10.1093/ibd/izad259

 

Media

WEB掲載情報

2023.10.04仲瀬裕志教授

UHB 「松本裕子の病を知る」 ”炎症性腸疾患”を知る〜どこにいても同じ治療を!遠隔医療の今②

掲載サイト:UHB You Tube

2023.08.04消化器内科学講座

地域の患者に安心感を!遠隔医療連携診療

掲載サイト:自治体DX白書

2023.06.30仲瀬裕志教授

便秘が原因で腹痛・下痢 ~虚血性大腸炎〜

掲載サイト:時事メディカル

2022.11.15仲瀬裕志教授

炎症性腸疾患(IBD)の方の妊娠、出産、産後で気をつけることとは?

掲載サイト:おいしい健康