柾木先生(助教)の論文が、Journal of Gastroenterologyにアクセプトされました
柾木喜晴先生(助教)の自己免疫性膵炎の再燃予防におけるアザチオプリンの有用性について解析したシステマティックレビューの論文が、Journal of Gastroenterologyにアクセプトされました!
自己免疫性膵炎(AIP)はステロイド治療が奏功する疾患ですが、維持療法中あるいは中止後の再燃がしばしば問題となります。これまでAIPの再燃予防および寛解維持にアザチオプリン(AZA)が有用であるとの報告は散見されてきましたが、そのどれもが症例報告や観察研究であり、ランダム化比較試験は存在しませんでした。今回、systematic review & meta-analysisでAIPの再燃予防におけるAZAの有用性について示しました。これによって今後、AIP診療においてAZAが承認薬となる第一歩を踏み出せたと考えており、またAIP治療が大きく進歩することが期待されます。
柾木先生、おめでとうございます!
The clinical efficacy of azathioprine as maintenance treatment for autoimmune pancreatitis: A systematic review and meta-analysis.
Yoshiharu Masaki, Hiroshi Nakase, Yoshihisa Tsuji, Masanori Nojima, Kyoko Shimizu, Nobumasa Mizuno, Tsukasa Ikeura, Kazushige Uchida, Akio Ido, Yuzo Kodama, Hiroshi Seno, Kazuichi Okazaki, Seiji Nakamura, Atsushi Masamune
J Gastroenterol. 2021 Aug 24. doi: 10.1007/s00535-021-01817-9.
PMID: 34426870 DOI: 10.1007/s00535-021-01817-9