Role model

入局18年目   阿久津  典之
(2001年卒業)

阿久津 典之
内科全般から消化器内科へ

私は他大学出身で、弘前大学医学部を卒業しました。内科を幅広く学びたいと考えていたところ、当教室前身の第一内科で働かれていた先生より声をかけて頂いたことが、入局のきっかけです。第一内科で学んでいるうちに特に消化器内科領域に関心を持ち、現在は消化器内科学講座で主に肝臓疾患の診療や研究を行なっています。

さまざまな経験で医師として成長できる

当教室では、大きく消化管領域と肝胆膵領域に分かれて治療を行なっています。私が所属している肝胆膵領域では、肝臓がん1つをとっても外科切除以外にさまざまな治療方法があります。血管造影を用いる肝動脈塞栓術や、経皮的ラジオ波焼灼術、さらには抗がん剤治療と、患者さん毎にその状態に最も適切と考えられる方法を選択し治療しております。

私は多くの症例を積み、知識を深めるために、札幌厚生病院や栃木県立がんセンターなどに国内留学させて頂きました。その時にたくさんの症例を経験させて頂いたことは、現在の診療に大変生かされております。また、2005年より大学院へも進学し、博士号を取得しました。研究を行ったことで、臨床だけに従事していた時より、同じ疾患でも、奥深く多角的に考えることができるようになり、診療にも深みが増したと実感しております。

現在は指導医として後進の医師の指導を行ったり、肝疾患拠点病院の役目として他の病院で講演を行ったりと、患者さんの診療や研究以外にも任される仕事が増えてきました。これらの仕事を両立することは大変な時もありますが、非常にやりがいもあります。

夢や希望を実現できる教室

当教室では、臨床にも研究にも全力で取り組める自身の希望を実現できる幅広い選択肢が得られる教室です。若手医師のみなさんには、夢や期待を持ってぜひ来ていただきたいと思っております。臨床や研究をやりながら、共に学ぶ機会を得ることを楽しみにしています。

研修医 2年目   齋藤  潤信
(2016年卒業)

齋藤 潤信
初期研修で出会った消化器内科の面白さ

私はもともと札幌医科大学の出身です。消化器内科に興味を持ったきっかけは、初期研修先の小樽市民病院で内視鏡に触る機会があったことです。それまでは、消化器内科に特に強い思い入れを感じていませんでした。しかし、内視鏡で病変をダイレクトに目視し、診断できることに面白さを感じ、消化器内科医になることを意識し始めました。

その後消化器内科についてさらに学んでいくと、内視鏡以外にも消化管から肝胆膵まで幅広い分野があることを知り、その守備範囲の広さにも魅力を感じました。幸い母校である札幌医科大学は消化器内科学講座に全国レベルの先輩医師が多く在籍されていたので、ぜひここで学びたいと思い、入局を決意しました。

より多くの経験ができる教室

入局してみて感動したのは、先輩医師の面倒見が非常によいことです。指導熱心な先輩が多く、初期研修医の段階から内視鏡の処置を経験させてくれたり、血管造影の検査にも参加させてくれたりと、さまざまな経験をさせてくださいます。

私自身は現在、他の診療科も回りながら内科の専門医取得を目指している最中です。ジェネラリストとしての知識や経験を蓄積しながら、消化器内科医としてまずは内視鏡の手技を学び、うまく扱えるようになりたいと思っています。

頼れる先輩医師とともに自身も成長する

当教室には、若手の医師を熱心に指導してくださる、頼れる先輩医師がたくさんいます。そのため、熱意があればさまざまなことを学べるチャンスがあると感じます。先輩方の期待に応えるべく、私も頑張りたいと思います。

研修医 2年目   風間  友江
(2012年卒業)

風間 友江
消化器領域に強い総合診療医を目指して

私は、もともと総合的な診療が行えるような内科医、いわゆる総合診療医になることを志していました。しかし、実際に学んでいくうちに、内科のなかで消化器内科領域が占める割合が高いことに気がつきました。そのため、総合診療医を目指す前にまずは消化器内科を学びたいという思いで教室を探していました。当教室への入局を決断したのは、先輩からの勧めと、実際の医局の雰囲気のよさに惹かれたことがきっかけです

今後は消化器領域の基本的な手技として、まず内視鏡の技術を高めたいと思っています。そのうえで内科領域を幅広く学び、総合診療医になることが私の目標です。

卒後キャリア形成モデルプラン

卒後10年間で・臨床医としてのスキルアップ・内科専門医,内科指導医・各領域の専門医・医学博士をめざす。希望者は国内・海外留学も可能(随時相談)

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目
初期臨床研修 内科専門研修 サブスペシャリティ領域研修および大学院

臨床研修病院

大学病院

教育関連病院(地域基幹病院)

地域関連病院内科専門医

大学病院

AM:臨床業務(市内関連病院) PM:研究業務 医学博士 内科指導医 各領域の専門医

注)内科専門研修および専門医は新専門医制度を想定

キャリア 5
大学の研究テーマ

キャリア5年大学の研究テーマ

内科専門医取得の前後におよそ半数の方が大学院へと進学します。多くの方は卒後5〜7年目程度で大学院への入学を検討します。ここでは、現在実際に大学院に通っている石上先生にお話を伺います。

臨床で生じた疑問を研究で解決する

私は診療医として責任を持ち、さまざまな疾患を持つ患者さんをみるようになった際、実際に現場に出ると、こんなにもわからないことが多いのだと気づきました。大学院に入ろうと思ったきっかけは、これらの疑問を少しでも解き明かしたいという思いがあったからです。

大学院では、肝胆膵領域のなかでも胆膵の悪性腫瘍について研究をしています。大学院に入ってみて、基礎研究的な視点を手に入れたことにより、臨床だけをしていたときよりもさまざまなアイデアが浮かぶようになりました。特に当教室の大学院は研究だけに没頭するわけではなく、臨床も続けて行えるので、研究で身につけた視点をすぐに臨床の現場に活かすことができます。

臨床と基礎研究の両立は忙しく苦労も多いですが、教授である仲瀬先生をはじめとする先輩医師がみな親切で、困ったときには相談に乗ってくださるので、自分のペースで取り組むことができます。

キャリア 10
国内・海外留学

キャリア10年国内・海外留学 胆膵領域初の道外留学者として

私は全国レベルの現場に身を置き、自身の成長と教室の発展に貢献したいという思いから、国内留学として2年間、胆膵疾患では全国的に有名な仙台オープン病院で勉強しました。当時、当教室では胆膵領域において道外の病院で留学を経験した先生がおらず、私が初めての経験者となりました。そのため、制度などもまだまだこれからというところで、留学にいたるまではやや苦労しました。しかし、実際に留学したことは非常によい経験となり、自信につながりました。

留学は違いに気付けるよい経験

仙台オープン病院に興味を持ったのは、学会の発表を聴講してその内容に感動したことがきっかけでした。実際に留学を経験して、新しい世界をみたような実感がありました。また、施設ごとの手技や解釈の違いに驚くこともありました。外に出ないとわからなかった違いに気づくことができたという点でも、非常に勉強になったと感じています。

全国レベルの教室を目指して

今後は留学で得た知識・技術を、教室の発展に還元していきたいと考えています。特に学術活動をこれまで以上に熱心に行うことで、教室全体を全国レベルの水準に引き上げることが1つの目標です。当教室の留学制度はまだまだ発展途上ではありますが、後進の医師たちが積極的に学ぶことができるよう、私も全力でサポートしていきたいと思います。

最近の留学実績 ※直近10年

  • 2018-2020 (予定) 札幌厚生病院
  • 2017-2019 (予定) 仙台オープン病院
  • 2018-2019 (予定) 手稲渓仁会病院
  • 2016-2019 (予定) 聖隷浜松病院
  • 2016-2018 愛知がんセンター
  • 2016-2018 手稲渓仁会病院
  • 2015-2017 仙台オープン病院
  • 2015-2016 手稲渓仁会病院
  • 2015-2017 東大医科学研究所
  • 2014-2015 手稲渓仁会病院
  • 2013-2015 栃木がんセンター
  • 2013-2015 Dana-Farber Cancer Institute (Harvard University)
  • 2013-2014 手稲渓仁会病院
  • 2013-2014 佐久総合病院
  • 2012-2013 手稲渓仁会病院
  • 2011-2013 栃木がんセンター
  • 2009-2010 秋田日赤病院
  • 2009-2011 栃木がんセンター
  • 2008-2010 Dana-Farber Cancer Institute (Harvard University)

女性医師のキャリア

女性医師のキャリア 家庭を持つ医師へのサポート

当教室は2018年現在、医局員のうち約1割が女性医師です。家庭を持つ医師も多く、特に子どものいる女性医師は、当直の免除や産休・育休などのサポートを受けながら、常勤医として教室に在籍しています。家庭の事情に対して必要なサポートは1人1人異なるため、当教室では都度教授である仲瀬先生に相談し、方針を徹底しています。

医師のキャリアを諦めずに子育てに従事

私自身も子どもを育てながら常勤医として働いています。当直は基本的に免除していただき、仕事と育児を両立させています。大学病院は病棟の診察と外来の診療があるため、育児との両立は難しいかもしれないと悩んだこともありました。しかし、教授を始めとする教室の先輩方が非常に手厚くサポートしてくださるため、医師としてのキャリアも諦めずに働けることに感謝しています。

それぞれのニーズに合わせた働き方を実現

当教室は、仕事第一で邁進したい医師も、家庭と仕事を両立させたい医師も、それぞれの希望に合わせて働くことができる懐の大きな教室であると思います。そのため、先のキャリアに迷っている方でも、そのとき必要なサポートを十分受けられるのではないでしょうか。